CDステレオシステム「SMS-800BT」レビュー
妻が「家事をしながら気軽に音楽が聴けるCDプレーヤーが欲しい!」とのことで、プレゼントとしてSANSUIのSMS-800BTを購入しました。
まず、とにかくレトロ!! インテリアに凝っている妻もどうやら気に入ってくれたようです。ただ、購入した自分もその音の良さに正直驚きました。このブログをご覧になっているということは、多少なりともこの製品に興味を持たれているはずです。そんな貴方の背中をそっと押したくなるほどこれは皆さんにオススメしたい製品です。
記念すべきブログ初投稿は、この「SMS-800BT」のレビューをさせていただきます。少しの間お付き合いくださいませ。
①【メーカー「SANSUI」】
まず、このSANSUIというメーカーですが、小生、平成生まれのため、当時オーディオ御三家のひとつと言われるほど日本のオーディオ界を牽引していたメーカーとも知りませんでした…。スピーカーコーンに日本の和紙を採用するなど、音響に対するこだわりはかなり強いようです。そんなこだわりの強いメーカーから産まれた今回の「SMS-800BT」、まずはそのデザインから見ていくことにしましょう。
②【デザイン】
発売は2015年11月とレトロなデザインとは裏腹に比較的新しい。ここ最近レトロやクラシカルなデザインが流行っていますね。かくいう筆者も無類のレトロ好きということもあり購入に至ったわけですが。
上の写真を見れば分かる通り、木目調のガワがマットではなくテカテカした素材なので、間近で見ると少し安っぽさを感じるのは否めませんが、購入を踏みとどまるほどマイナスポイントにはなりません。
CDトレーは筐体下部にあり、ベロのように出てくるタイプ。左のつまみはモード切り替え、右はボリューム。光沢があって上質な印象。
背面にはUSBとAUX入力が備わっています。
③【機能】
CD再生、USB再生(MP3•WMAのみ再生可)、FMラジオ、Bluetoothに対応していて、コンパクトながらBGM要員としては必要十分の機能が揃っています。
ヘッドホン端子がついていないのでお気をつけください。
はじめに時刻を設定するのですが、電源を切ってる状態が長いと勝手に時刻がリセットされてしまうことがあります。別段時刻を設定せずとも不便はしませんが、不満といえば不満です。
④【音質】
一番気になる音質についてですが、冒頭で書いた通り、想像以上に高低音が効いていました。スピーカーコーンに張り方の異なる和紙を合わせることにより、素材本来のハリとしなやかさが耳に心地良いレベルで高音•低音を響かせてくれます。
ハイエンドを追求するユーザーなら物足りなさを感じるかもしれせんが、BGMとして部屋を少し彩りたいという方には申し分ない音質です。案外広範囲まで音が届き、10帖程度までなら余裕です。
音質機能としては、小音量でも高音と低音を際立たせる「LOUDNESS」機能や、重低音を強めに効かせる「S-BASS」機能があります。
また、「P-EQ」というイコライザ機能もついています。それぞれの音楽ジャンルに合わせたイコライザがあり、以下にその種類と筆者の耳で聴いてみて感じたことを簡単にまとめてみました。
・FLAT:何も音質に変化のない状態。
・POP:ドンシャリが強まり、やや「シャリ」が際立つ印象。
・JAZZ:全体的に柔らかな音質になり、「シャリ」が少し際立つ印象。
・ROCK:ドンシャリが強まり、やや「ドン」が際立つ印象。(筆者はこの音質が一番好きなので、常にこの設定にしています)
・CLASSIC:中音域が際立つ印象。ややこもった感じの音になる。
※あくまで筆者の耳で聴いてみた所感なので、参考程度にしていただければと思います。
ただし、上記の「LOUDNESS」「S-BASS」「P-EQ」機能は併用できません。例えば、最初「LOUDNESS」機能をオンにして高低音を強め、それと同時に「S-BASS」もオンにして更に低音を効かせるというようなことはできませんのでお気をつけください。
⑤【使って気になった点】
・音量「1」でもそこそこの大きさで、もっと細かな音量調節ができれば良かったかもしれません。
・ディスプレイが見にくく、真正面から見ないと視認が難しいです。ただ、視聴中にそんなにディスプレイは見ないと思うので、特に不満とは感じません。
【まとめ】
何と言ってもやはりこのデザインは素晴らしいですね。そして、課題点はあるもののこの価格帯ではかなり高音質な方だと思います。ご購入を検討されている皆さんの参考になればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!